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2016年10月03日
畳の隅の傷み
こんばんは
台風18号が
那覇の南をゆっくり牛歩しそうなこのトキ
進路も多少西側になり
久米島の方は十分台風対策をなされてる事でしょう。
朝鮮半島へ向かうような・・・・
今日10月3日の午後には台風がやってくると思って
昨日は台風対策で
日除けネットも上げ
カップラーメンを買おうか悩みながら
今日の午前中は
かねひではお客さんの車が駐車場を埋めていました。

台風が来るか来ないか
時速が遅くなる台風を
そろそろかな

ブログを書きながら台風情報を注視してます。(^_^;)
台風の被害も大変ですが
白蟻も意外に強敵。
先週お仕事をしたお客様の家でも
シロアリが入った形跡があり
畳の隅が傷んでいました。
そこで父の登場です。
今では新しい畳へと替えてしまう所
本体の藁床が良い状態でしたので
隅だけの傷みですから
少し手を加えて作業を行いました。
床継ぎです。


作業を見ながら
手順を覚えていきます。
床継ぎの仕上がりが!


床自体の糸がほどけない様にテープを張ります。
その前の床はこのような状態。




ご覧頂いたように
畳床の隅だけがシロアリの被害でボロボロに
ゴザ張りの縫い糸が床へかからない状態でしたので
父親直伝の床継ぎで床つぎ補修しました。
床全体がまだ状態がいいのと
普段より余計に作業時間をいただきましたので
このような作業工程を行えます。
2枚目は自分で!








この状態では畳の床の長さが違いますので
継ぎ足した床を元の床の長さに合わせて切り落とします。
本来なら同じ藁床を使う所ですが
今では建材床が主流ですので
補修の藁床がない。
床の取り替えはこのような良い状態の藁床を
「軽いから」と言って建材床へと替えるのも・・・
父親は前々からのお客様に説明する際
常時!畳を持つ物なら
「藁床は重いし、軽い建材床に替えた方がいいけれど・・・」
今では年に1回のあるかないかの畳起こし
とても凹みがでたり
湿気で藁床が腐らない限りは
そのままの
重い藁床を使用します。




このように長さを床に合わせ切り落とし
畳ゴザを縫いつけます。


幅の切り落としは
タタミ縁を縫いつける際に切り落とします。
これで
建材床の踏み心地は
藁床よりも硬いですけれど
これまでの状態で踏み凹むよりは
丈夫な畳に復活です。
シロアリ予防のシートを畳下へ敷き
畳を敷き合わせれば
見た目は新しい畳と代わり映えしません。
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Posted by 畳店の子 at 21:49│Comments(0)
│畳の仕事
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