タタミの裏返し

畳店の子

2015年10月07日 09:36


こんにちは 

10月になっても台風が通りすぎるころ

久しぶりに書き込みです。

前の書き込みから随分日が経ちました。

タタミの仕事日記。

畳の裏返しの事を画像を付けて書いていきます。

家や仕事場に

畳のある部屋はありますか?

これから涼しくなり

寒くなる日は畳の上は温かく感じます。

これから

先日畳の裏返しの事を画像UPで進めていきます。


工場へ持ってきた状態。



ここから縁(ヘリ)を取って

畳床に筵(ムシロ)縫いつけてある糸を取り

ムシロを裏返します。


縁を取り外しました。






左側が今までの表面・右側がこれから表になる面



今回の筵はビーグです。

ムシロにも種類があり

アパートなどで使われる表

イ草が太いビーグなどがあります。

畳店で確認できますので

お取引店で一度ご覧になられてください。



ムシロをこれまでの表を裏にして裏を表に





これから上下を先に床へ縫いつけます。







両端は縁とムシロを縫って床へ固定します。




両端はイ草を折り曲げて縫いつけると縁無畳となりますが

縁付きは

畳床の幅に合わせて余ったイ草は切り落としています。





作業工程でムシロを裏返す事が出来るのが裏返しです。

使用過多になると

ムシロが擦れ畳床が見えたりします。

その場合は裏返しができません。

穴が開いた状態なので!



それに前回

裏返しの作業工程を行った畳も!

それから液体物を零したりすると

ムシロの裏側にシミが出来たりしますので

新しい畳や表替えを行った畳は

液体をこぼしたらすぐにふき取ってください。

裏返しでシミが出てこない様に。



裏返しを行った畳や

使用過多の畳は

表替え(ムシロを新しく取り替える)の作業工程になります。

今年も10月になりました。

部屋の畳はどうですか?

切羽詰まると込み合いますので

畳事を頼まれる際は

余裕をお持ちになり注文なされてください。


関連記事